Takamori博士が語るレースの裏側ドタバタ話

【博士の人生相談? No.2】                              2014年06月17日

Takamori博士 はかせです♪♪ 1970年北海道札幌市生まれ。1995年に北海道でレーシングカートに出会い、ミッションカートで日本全国のサーキットを転戦するほどレースにハマル。2008年に四輪レースへ初参戦。わずか5レースのキャリアでSUPER GT GT300クラスへ参戦したツワモノ。レーシングドライバーと言うよりも、まるで走るエンジニア。夢はいつか自分のマイカーを持つこと。実はサーキット以外で車を運転することが無い変わったレーシングドライバー?!なのです。

全国の皆様 こんにちは Takamori博士でございます。

昨日に引き続き、モタスポブログの更新です。

おっ、連日の更新とは。。。さては、『Takamori博士、ヒマなんだろ?』とお思いの皆様、残念でした。。。おとといのもてぎで、左手を虫に刺され、すっげー腫れまくってるので、全然仕事にならないんです。春のもてぎは、『花粉が強敵』でしたが、夏のもてぎは、『虫刺され』対策をお忘れなく。。。

さて、記念すべき第1回の人生相談?的な質問は、どれも簡単だったのでスルーしましょうか?と思いましたが、ちょっとだけ軽くふれておきますか。。。  

そもそも『GTドライバーになりたいのですが、、、』という愚問は簡単に解決するのです。『you,GT乗っちゃいなーーーよ。』と言ってくれるチームを探せば解決するのです。世の中、引っ掛け問題が多いのですが、わりとストレートな解決法で解ける問題ですから。

つまり、自分の能力(ドライビングスキル、経済面、時間面、人脈面)では『無理』と決めつけていただけで、自分に出来ない事はチームにやらせれば良いの。。。だって、レーシングチームは色んなノウハウを持っているので、自分で道を切り開く!!なんて面倒な事をしなくても、チームに任せておけば、経験といろんなアイデアで状況を打破してくれるもの。。。

『F3でチャンピオンを獲れば、GTに乗れる!!』 とか、『まずはF4でメーカーの支援枠に・・・』とか、『GTの前座レースで活躍して、GTチームにアピールするぜ!!』とか自分勝手に根拠が無い未来を想像する癖は、どこで誰に習ったの?と、小一時間くらい問い詰めたい。。。

テストで良い点を効率良く獲りたいなら、テスト問題を作成する先生にしつこく出題傾向を聞く様に、GTに乗りたきゃ、GTチームに聞けば、答えはわかるはず。まるで、闇雲に朝から夜まで勉強する要領で、いろんなレースに参戦してキャリアアップしたつもりになるのは如何なものかと・・・・・

『努力の仕方が違うよ!』と、誰か教えてあげれば良いのに、みんな親切なフリシテ、結構冷たいのね・・・・



では、次の相談へ移ります。

『レースキャリア1年しかなかったのですが、鈴鹿でSUPER GTにデビューできそうです。スタートドライバーをしたいと思いますが、グリッドボードを持ってるレースクィーンが踊ってるんです。なんかイラッとして轢きそうでコワイです。おとなしく、真っ直ぐに立ってて頂けないでしょうか???』(25歳 男性 ペンネーム竜ちゃん)



欲張りだね。竜ちゃん。 続けて2個の人生相談とは・・・・・

とりあえず、ご回答申し上げます。

レースクィーンとは踊るものなのです。
つまり、ピーヒャラ、ピーヒャラ、パッパ、パラリラ~なのです。
諦めてください。

でも、竜ちゃんの気持ち、すごーく良く分かります。スタート前グリッドにマシンを停める位置を頭の中で思い出しながら最終コーナーを立ち上がるのですが、、、前見てたら、『おいっ!!』って突っ込みたくなるくらい激しくグリッドボードを振り回して踊っているレースクィーン、若干1名ほどお見かけします。


『いつか、イラッとして他のチームのドライバーに轢かれるんでは?』とたまに心配になります。

一度だけ、『グリッドボードは静かに持ってた方がよろしいのでは無いでしょうか?』と御進言したところ、『うっせーんだよ。パゲ!!』と逆切れされたので、これ以上ボクは何も言えません。

なので、よろしかったら、、、鈴鹿のグリッドボード、ボクが持とうか? プロモーション規定に則り、チームスタッフがグリッドボード持っても良いので、GT初!!のドライバーがグリッドボードを持つ!!に挑戦してみても良いよーーーー?!


このページは2013年~2015年まで、AUTO SPORTS webホームページに
投稿されていたモタスポブログ(2014年06月17日)を再編集したものです。