Takamori博士が語るレースの裏側ドタバタ話

レースを始めたキッカケ。                              2013年10月10日

Takamori博士 はかせです♪♪ 1970年北海道札幌市生まれ。1995年に北海道でレーシングカートに出会い、ミッションカートで日本全国のサーキットを転戦するほどレースにハマル。2008年に四輪レースへ初参戦。わずか5レースのキャリアでSUPER GT GT300クラスへ参戦したツワモノ。レーシングドライバーと言うよりも、まるで走るエンジニア。夢はいつか自分のマイカーを持つこと。実はサーキット以外で車を運転することが無い変わったレーシングドライバー?!なのです。

皆様、こんにちは。Takamori博士です。
ボクがレースを始めたキッカケは、『近くでマシンを見たいから。』とカナリ単純な理由なんです。。。。

最初はスタンドやコーナーでマシンを見ていたのですが、あっと言う間に通り過ぎていくので、ずーーっとマシンを見ているにはどうすれば良いのか?と考えたところ、ヒラメキマシタ。『自分でレーシングカーを運転すれば目の前にレーシングカーが見れるんじゃないのか?』と、、、

実はボク、運転が大のニガテ。なんせ、教習所に通って普通運転免許を取るのに6ヶ月も掛かったくらい運転がダメなの。。。とりあえず小さなマシン、レーシングカートで特訓の日々が続きました。なんとか運転できるようになったのでレースへ挑戦すると、思ったよりも難しい事に気づきました。

しかし、もともと負けず嫌いの性格なので、メカニック・エンジニア・ドライバーを全て一人でこなし、スーパーカートで全国のサーキットを転戦します。昼間は仕事、夜はマシン整備、週末はサーキットと活動し、数年でなんとかチャンピオンを獲る事ができました。

そんな時、スーパーGT併催レースでパドックからカート整備しながら、GTマシン達を見て、『レースを始めた目標』を思い出したのです。『そうだ、近くでカッコ良いマシンを目の前で見るためにニガテな車の運転を始めたんだ』っと。

そこで、いろいろな企画書を作って、いくつかのチームに、GT乗せてくれと頼みまわるのですが、現実社会では、そんな簡単にGTに乗せてくれるチームは無いわけです。まっ、今思うと当たり前なんですけどね。。。(^_^;

何のコネもお金も無く、自分自身の限界を感じるのですが、ここでも負けず嫌いの性格が禍し、『どんな世界にも突破口を開くキーマンが居るはず!!』と勝手な仮説を立て、GTに乗るためのキーマンを探すため、無謀にも2008年に四輪レースへ参戦するのです。

コネも無い、金も無い、スキルも無い普通の人がレースを始め、”運転するのがイチバン苦手”と言いながらも、あの手、この手と次々の秘策を思いつき、ついにはレーシングチームを作り、苦手な表彰台を目指す裏話をオートスポーツWEB・モタスポブログで書いてみようかな?と思っています。

皆様、しばらくのお付き合い、よろしくお願いします!!


このページは2013年~2015年まで、AUTO SPORTS webホームページに
投稿されていたモタスポブログ(2013年10月10日)を再編集したものです。