スポンサー獲得の秘策

企画書の書き方

皆様、こんにちは、Takamori博士です。

2015年2月5日も過ぎ去り、Takamori博士もひっそりと御歳を取りました。誕生日おめでとうございます!!→自分。だって、今年は両親からの『誕生日おめでとう』メールも来ず、ひとりひっそりと年を取ったのです。

もちろん、誕生日ケーキもダイエットのために止めました。でも、観るだけなら良いでしょ?と。北千住のデパートで見るだけに留めました。じーーーっと観るだけでボクは一口も食べていません。甘いかぐわしい臭いとイチゴの配列、そして生クリームのやわらかさを体験できるシミュレーターを開発せねば、、、

そう言えば、『誕生日おめでとう!!メール』よりも大事な『誕生日プレゼント』の受付期間は第2次受付中(2015年2月6日~)となりました。前後半年にわたり、第一部と第二部の2部制を構築していますから、うっかり忘れていた方も、そもそも知らなかった方にも安心なシステムですので、ぜひ御利用下さいませ。

Takamori博士は2015年もSUPER GTに出場するために、只今絶賛お忙しそがしく、SUPER GTへ参戦するべく『御協賛お願いの企画資料』を持って日本全国を飛び回ってスポンサー獲得活動に全力でガンバッテおります。(たまたま、スケジュールがNMB48全国アリーナツアーや、HKT48全国ツアーや、SKE48全国ツアーや、AKB48全国握手会と日程が重なっているのは、ただの偶然です。)

あまりにも忙しく、うっかり、ボクの誕生日を周知することを忘れてしまいました。。。そうなんです。全然知らない人に、興味を持って頂き、協賛して頂くのには、『協賛したくなる企画書』が必要だったのです。

そこで、全国に数十名いらっしゃるプロレーサーの皆さんが、『運転技術だけでプロなのか?』 実は、隠れてコソコソと『スゲー営業努力』をしていたりするのか? その辺が『セミの卵は何時産むのか?(一週間しか生きてないのに、あ~ら~、不思議。)』と同じくらい見える化されると良いのですが、なかなか明らかにならないのです。

そもそも、どんな企画書を持って、チームやドライバーは営業しているのか?今回は掘り下げて研究してみましょう!!

でも、プロ向きの企画書の話をしても意味が無いので、今回はプロを目指す若いドライバー向けの『企画書』について考えてみます。


■企画書とは?

そもそも企画書って何?と言う恵まれた生活環境で育ってきた方は、企業で設備投資する際の会議で、検討されるだろう企画書をイメージして下さい。

その企画書には、何かをするのに、どれくらいの期間で、人・モノ・金がこれだけ掛かります。その結果はこれで、投資するのか?しないのか?規模を少なくするのか?一挙に打って出るのか?を判断するための案と資産報告と関連する部材の資料が載っているはずです。

なので、『レースに投資する価値』を説明するのがレーサーの為の企画書となります。もちろん、あなたが有名人であれば、あるほど、企画書よりも、その人柄が優先されるので、無名な人ほど、立派な企画書が必要になる傾向があります。

では、具体的にドライバーがスポンサーを獲得するための企画書を書いてみましょう!!

1)企画書の目的
 レースに掛かる費用を全額負担してもらう企業を探す。

2)現状分析
 協賛してくれる企業にとって自分自身はどれくらいの値があるのか?
 →なんにもなければ諦める。
 →利用できるものがあれば利用する。


3)費用対効果
 企業から宣伝する価値を認めてもらったら、その効果測定と継続性を検討。
 →獲得した協賛以上にお返しをするための具体案を提示。

基本的には、上記の事を検討した内容を下記の項目に落とし込んで考えます。

A)協賛してほしい事
B)自分(チーム)の紹介
C)セールスポイント

■バーチャルな企画書作成

では、架空の人物(柏木竜太郎 選手)が2015年VITAトロフィーレースに参戦する場合の企画書を考えましょう。

■表紙

ひとめでレースの協賛をお願いします!!と分かり易い表紙が望ましいです。自分のキャラクターなどあれば、最大限に利用するべきです。


■ごあいさつ

なぜ、協賛して欲しいのか?協賛する意味は何か?わかりやすく説明することがポイントです。


■参戦レースの紹介

レースを全然しらない人に、レースを説明するするのは難しいものです。少なくてもレースが開催される日程や規模を分かり易く説明することが大事です。


■協賛メリット

協賛すると、どんな良いことがあるのか?分かりやすく説明します。


■チームの紹介

いろいろなレースに参戦しているレーシングチームなので、入門レースだけではなく、同じメンバースタッフが日本のトップレースに参戦しています。だから今回の企画が成り立つのです!!と環境を説明します。


レースだけに協賛しても、費用対効果が薄いのでは?との疑問を解消します。色んなところで広告宣伝して地域振興にも役立っている事を説明します。


柏木竜太郎は、人気のあるチームでレースをするので、みんな注目していますよ!!とアピールするのです。ほら、GT500チームより人気あるし!! 今ならちょーお得ですよ!!


■最後に

えーっと、色んな話をツラ~ツラ~と書きましたが、大事な事は、たったひとつ。『プロレーサー』になりたければ、運転技術以外の実力も磨かないといけないのです。いくら立派な企画書があっても、それを説明できるだけの能力が無ければ、タダの紙切れですから。。。

日本語が読めない人に魅力的な説明したり、南極に住む人々に北極の氷が欲しくなるようなビジネストークが出来なければ、企画書が何枚あったって、何の役にも立たないのです。もちろん、経理の知識や日本の法律を把握するなどは基本中の基本で、最新のビジネストレンドを知らずに協賛は勝ち取れないのです。

つまり、企画書とは、プロレーサーとして魅力度を示すモノサシなのです。魅力が無い人には、誰も協賛はしてくれないので魅力のある人を目指さなくてはイケナイのです。あなたが速さにコダワルナラ、リザルトを100枚つけて、100回勝ちました!!と言えば良いのです。それで協賛が得られるのなら、あなたはとても速いのです!! 

そんなあたなにボクは一言だけ言います。『ちょっとまって。ちょっとまって。おにいさん。君、速い~ね。うちのチームと契約しない?』と。そして、ボクは敏腕マネージャーに変身するのです。。。


このページは2013年~2015年まで、AUTO SPORTS webホームページに
投稿されていたモタスポブログ(2015年02月06日)を再編集したものです。
          

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